ニーハオトイレ
中国の便所でよく連想されるのが俗に「ニーハオトイレ」と呼ばれる仕切り無しの共同便所である。これは公衆便所と勘違いされるが、純粋な公衆便所は少数で、多くは自宅に便所を持たない住民が共用する便所である。近年は外国人観光客対策や衛生上の問題などから、個室タイプの水洗トイレが推進されてきており、大都市部ではやや少なくなってきたが、地方都市や農村などではまだまだ多く見られる形式である。
大便器(多くは四角い穴か長い溝のみ)の間は一応仕切り板で仕切られていても、仕切りの高さは1mほどの場合が多い。扉は無い場合が多く、あっても仕切りの高さかそれ以下である。また、その仕切りさえ存在しない完全オープンタイプで、四角い穴や長い溝だけが存在するというものも多く、用便中の姿が他の利用者に丸見えである。
しかし、中国では、古来、排泄行為を他国のようにその姿を憚り他人を遮断することはなく、むしろ便所は住民同士が会話を行う一種のコミュニティの場と見なされて来た。特に地方では現在もその習慣が残っているためにこのような便所になったのである。現実に、扉がある便所でも、用便中に扉を閉めない中国人も珍しくない。
そのため、用便中であっても通路を通ったり、前で順番を待つ利用者と、挨拶を交わしたりする。これが外国人から「ニーハオトイレ」と揶揄される理由であるが、これは文化的な差異であると見なすべきであろう。また中国の伝統的な便所は、ほとんどの場合、男女別に区別されており、近年、個室水洗トイレの導入に伴い便所を男女兼用にする傾向に対して違和感を訴える市民も多い。
便器の並び方は、通路を正面に見てしゃがむか、通路を横に見てしゃがむかにより、縦溝式(通路から見た位置でこれを「横型」と言う人もいる/「地球の歩き方84-85年版」の解説など)と横溝式(同じくこれを「縦型」という人もいる)に分けられる。縦溝式には水洗式と汲み取り式があるが、汲み取り式の場合は直接便槽に排泄するタイプであり、これは農村の共同トイレなどでよく見られる。そしてこれらは溜めた屎尿を堆肥として利用することが多い。農業が適さない乾燥地帯などでは、掘られた穴の上に木板などを敷いただけで、一杯になったら穴を隣に掘りなおすといった簡易式のものもある。
横溝式はほとんどが水洗式で、個室に深さ50cm~60cmの溝があり、その間に跨って排泄する。排泄物は定期的に放水される流水によって流され、便槽に落下する仕組みとなっている。バケツやレバーを使って、用便の都度流すタイプもあり、利用者か管理人がそれを行う。学校など大がかりな施設でも設置できるのが利点だが、糞便が目詰まりしやすいとか、他の利用者が排泄した屎尿がすぐ真下を通過し、悪臭や水跳ねが発生するなど問題もある。日本でも簡易水洗式と言って古い公衆便所などで稀に見られるが、日本の場合は、便器は独立しており、汲み取り式の便槽部分が繋がっていて、そこを水で流す方法である。
更に簡易式のものでは便槽という仕組み自体を持たず、共同便所にバケツや桶などを置いているだけというものも見られる。その屎尿は家畜の飼料、堆肥などに利用される。
『ウィキペディア(Wikipedia)』引用
仕切りがないオープンタイプらしいです。私はここでは出来ないかなぁ...。